自家生産その14




■表題:『 騎士コス と 海賊コス 』で絡ませましょう。■

なんでこの2人でこんな表題で描いているのかは、知る人ぞだけ知っていてください。(いえ、単に 解説するのが面倒臭いというだけですよ、ごーめーんーなーさーいー:詫)
まあ、そんな訳で単なるコスプレPla…絡みというだけな筈だったんですけれどー。
ついうっかり、パラレル(学芸会レベル)妄想なんかも想い浮かんじゃったりして脳内では相当大変な ことになっていて…もうそんな自分が恥ずかしい、そんな妄想語り。(いきなりかよ)

ある日、国王(配役:烈)が国に従事する騎士(配役:豪)に、
「この国でもっとも大事なモノを、あの海に浮かぶ海賊の者に奪われてしまった、 取り返す為にもあの海賊の者を捕らえて欲しい。」と命ずる。
しかし実はあの者は…いやあの者には、あらゆる海を司る海神ポセイドンの加護(能力)を 持つ弟(配役:烈矢)と共に居る為、そこが海上である限りは無敵に近かった。
(…まぁ、言いかえれば海以外の場所では無能な訳…だった。)
しかしこの騎士も騎士で強運の持ち主であり、この強運を発揮して見事、その海賊を捕らえ、 「まあさ、国王はお前も捕らえてこいって言ってたけどよ、奪ったお宝を返してくれりゃ、解放 してやるよ。」と騎士は言う。
だが、海賊は「だーかーらー、俺はお前の国のお宝なんて持ってないって言ってんだろ!? 俺は街には何度か寄ったけども、国王の城には近づいたこともねぇよ!!」
このままでは埒があかない為、結局騎士は城にこの捕らえた海賊を連れていった。 「国王様、ご命令の通りこの者を捕らえて参りましたが、しかし奪われた物はいまだ見つからず…」 「騎士よ、よくやった。ははははは、この者が奪ったモノとは、この国王である私の“心”だ。」

騎士「 ( ;゚Д゚)? 」

海賊「 ( ゚д゚) 」

さらに国王は話を続ける「本来、国王である私の心はこの国の為にあらねばならない…だが、私の 心はこの者によって乱された、その罪は非常に重い…よってこの者はこの城の牢獄(という名の国王 以外立ち入り禁止ルーム)にて一生その償いを科す。」

騎士「 ( ;゚Д゚)? 」

海賊「 ( ゚д゚) 」

その晩、牢獄に入れられようとしていた海賊を、周囲の護衛兵たちを薙ぎ倒し、海賊を抱き抱えて 城の外に走り去る騎士の姿があった。
騎士「まさか烈兄貴っっと、国王があんな無茶苦茶な奴だとは思わなかったぜ。」
海賊「おまえ、国王の騎士だろこんな行動とって大丈夫なのか?」
騎士「まぁ、元々騎士なんて柄じゃねぇし?このまま流浪の冒険家を目指すとすっかなー。」
海賊「おまえって、えらく真っ直ぐで前向きな奴だなぁ…まぁそういう奴って嫌いじゃな…」
騎士「おまえと2人でさ!」
海賊「ちょっ、待て? おまえ俺のことは海(船)に返すつもりで助けたんだろ!?」
騎士「んーと、最初はそのつもりだったんだけどよ、よく考えたら俺ってコレで反逆者として 追われる身にもなっちまったんだよなぁ。」
海賊「そうだな。」
騎士「更におまえの弟にも相当恨みを買っちまった…あの性格の奴ぁ、このままおまえを 戻したとしても…許さないだろうしさ。」
海賊「うーん、まぁ、そういうトコあるちゃあるわなぁ…」
騎士「だったら、どうせおまえが元(原因)で追われるんだったら、オレ1人でよりも おまえが居たほうがいいじゃんか?」
海賊「なんだよその屁理屈―――!?」
騎士「屁理屈じゃねぇだろー?」
海賊「いいから、おろせよっ、縄解けってば!!」
騎士「おっ、いま“い(良)いから”って言ったな?(ニカッ)」
海賊「なっ、な――――!?」

(ああ…いまのコイツに何を言っても無駄か…いいや暫く様子みて隙が出来たところで抜けるとすっかなぁ…)


でもきっと、縄が解ける頃には…情に絆されている海賊の姿が…あるのかもしれない。




以上、学芸会風妄想物語り【 完 】

相変わらず豪樹にとっては、理不尽な妄想でした……。




戻る